中学生・高校生が聞く!
将来の夢が見つかる⁉︎
東京都に中学生・高校生の声から生まれた職業体験サイトがある!
東京都に中学生・高校生の声から生まれた職業体験サイトがある!
中高生にとって、将来の夢は大切な関心ごと。気になる職業を体験してみたいという思いがあります。そんな中高生の心の声をかたちにしたのが、「TOKYO中高生職業体験サイト Job EX」です。今回は、Webサイトを開発・運営している古瀬弘孝さんにどんな取組なのかを聞きました。
今回の取材メンバー
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ほだか Hodaka -
まさき Masaki -
なつき Natsuki -
こうしん Koshin -
そうや Souya -
しずな Shizuna -
りさ Risa -
のんのん Nonnon
お話を聞いたのは…?
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古瀬弘孝さん Mr. Furuse
子供政策連携室企画調整部
プロジェクト推進担当課長
TOKYO中高生職業体験サイトJob EX
東京都の中高生が職業体験をやってみるためのWebサイト。中高生 政策決定参画プロジェクトにより、中高生の意見をもとに2025年7月にスタートした。サイト内には、職業体験プログラム、事前学習コンテンツ、レポート&フィードバックの3つがあり、職業体験の応募から事前学習、体験後のレポート記事までが網羅されている。
中高生の声をきっかけに生まれた職業体験サイト
職業体験サイトの開設時、中高生からどんな意見がありましたか?
将来に向けた職業体験が不足しているという悩みがありました。
古瀬さん: Mr. Furuse: 中高生 政策決定参画プロジェクトでは、12人の中高生が、「将来のためになるリアルな体験活動の充実」をテーマに約半年間にわたり議論しました。「中高生は、将来を考える重要な時期なのに、進路を明確にするための実践的な体験活動が不足している」と考え、職業体験に関する政策提案を知事に行いました。そこで、東京都として実践的な職業体験を見つけることができるサイトを開設しようという運びになりました。
中高生 政策決定参画プロジェクトとは…?
中高生が対象となる東京都の政策について、参加メンバーで話し合い、意見をまとめ、知事に向けた政策提案をするもの。「Job EX」は2024年度の提案により実現したプロジェクトとなっている。
将来の仕事をイメージだけで決めるのに不安があったので、うれしい!
僕は中高生 政策決定参画プロジェクトのメンバー。リアルに中高生目線で議論を重ねてできたサイトです!
Job EXでは実際にどんな職業体験ができますか?
地域密着の会社からスタートアップ、大手企業まで様々な職業を体験できます。
古瀬さん: Mr. Furuse: 東京都にはたくさんの産業が集積しています。学習支援や医療福祉、農林水産業はもちろんITやメディアなどの職業体験もあり、16もの業種での受入募集がありました。企業や団体の規模も地域密着、スタートアップ、大手企業までさまざま。なかには、ロケットを飛ばして宇宙旅行を身近にするような企業でも受け入れてもらいました。
職業体験では、売り上げを伸ばすためにはどうしたらいいか、育児と仕事を両立させるためにはどうしたらいいかなどという視点で、単純な作業だけでなく、自ら提案するところまで体験できるのがポイントです。
自分では思いつかなかった職業に出会えるのはめちゃくちゃいい!
2025年度の受入企業・団体の業種(一例)
医療福祉(高齢者施設など)、製造業(赤ちゃん製品など)、情報通信業(AI、ビッグデータ分析など)、飲食サービス業、金融・保険(銀行など)、学術研究・専門・技術サービス業(コンサルタントなど)、建設業・不動産業(駅ビル、大工など)、電気・ガス、卸売業・小売業、生活関連サービス業・娯楽業(ラグビー、アイスホッケーチームなど)
Job EXの3つのコンテンツはそれぞれどんなことができますか?
それぞれに充実した内容になっています!
職業体験プログラム
いろいろな企業や団体の職業体験が載っていて自分でどんどん検索できるようになっています。何をやったらいいか迷っているときでも、将来どんな職業に就きたいかをベースに、自身の関心のある業種を探すことができます。
検索する際、企業名でなく自分の関心や興味から調べられるのがいい!
事前学習コンテンツ
職業体験をする前に知っておくと役立つコンテンツを掲載しています。「職業体験を理解しよう!」「業界・業種を知ろう!」「社会人としてのマナーを身につけよう!」「職業体験における注意事項」というコンテンツがあります。
体験をする前に社会人としてのマナーを知れるのはありがたい!
レポート&フィードバック
職業体験に行った中高生の一部の方に、どんなことをやったのかをレポートしてもらっています。さらに受け入れていただいた企業や団体の感想をフィードバックとして載せています。
中高生のレポートと受け入れた企業側の声が知れるのがいい!
「レポート&フィードバック」の中高生リポーターはどんなことをしますか?
職業体験の様子と経営層(社長や役員)等へのインタビューを記事にしてもらいます。
古瀬さん: Mr. Furuse: 昨年は職業体験に参加した中高生のうち、18人に中高生リポーターになってもらいました。3人1組になって記事を制作し、6社のレポートが掲載されています。リポーターは体験した職業体験について、日程ごとにやったことを報告し、経営層の方等へインタビューもしていただきます。実は取材メンバーのほだかくんは、みずほフィナンシャルグループに職業体験に行き、中高生リポーターもやってもらいました。Job EXには2日間の職業体験の様子と常務執行役員へのインタビューが掲載されています。中高生リポーターは体験するだけでなく、記事にして広くその様子を伝えていただきます。
レポートのおかげで職業体験の様子が想像しやすく、自分も参加しようと思えた!
2025年度は何人の中高生が職業体験をしましたか?
355人が職業体験に参加しました。
古瀬さん: Mr. Furuse: 昨年は、16業種40の企業や団体の受け入れがあり、355人の中高生に職業体験に参加してもらいました。初年度としてはたくさんの受け入れ先と応募があったのは良かったですね。
実績豊富なので、進路を考えるときに友達と一緒に見て、話し合ってみたい!
「働くことは楽しい」「将来の興味が広がった」の声が続々…!
体験した中高生からはどんな感想が寄せられていますか?
将来、働くことが見えてきたという声がありました。
古瀬さん: Mr. Furuse: 参加した中高生にアンケートをとったところ、「やって良かった」という回答が95%、「体験した仕事への関心が高まった」との回答が90%を超えていて、全体として満足度は高かったようです。話を聞いてみると「働くことは楽しいと感じた」「企業の人からフィードバックをもらうことで、企業での考え方がわかった」という感想がありました。また、「働くことで自分がどんな分野に興味や関心があるかわかった」と将来の選択の参考になったという声もありました。
中高生のアンケート結果
働くことで社会のしくみがわかって将来の興味が広がりました!
ほだか: 僕も職業体験に参加して、ベーカリーショップが銀行で融資を受ける流れを経験しました。社員さんに「この計画では融資は下りないよ」と言われて何度も修正してチャレンジしたことで、どんなふうに世の中が動いているのかがよくわかりました。大人になったときの自分が想像できるような体験をしてみて、将来アントレプレナー(起業家)になるのもいいなと思っています。参加した企業の方が明るい雰囲気で迎えてくれたのも良かったです。
企業や団体の方からはどんな声が寄せられていますか?
社員のやる気がアップし、自社の強みが発見できたとの声がありました。
古瀬さん: Mr. Furuse: 受け入れ先の企業や団体の方からは、社員のやる気が高まったという声をいただいています。中高生のみんながキラキラした目で自分たちの仕事を体験してくれたおかげで、自分の仕事に自信が持てたようです。中高生とともに商品開発のアイデアを話し合った企業からは、改めて自社の可能性がわかったという声をいただきました。また中高生の受け入れプログラムを考える段階でも、なにが自社の強みなのか改めて考える機会になったという声もあり、高い満足度を示していただきました。
企業側の士気も高まったとは、双方に良い影響があるんですね!
今後の展望や中高生への活用法を教えてください!
皆さんにリアルな職業体験をしてほしいです。
古瀬さん: Mr. Furuse: 2026年も夏休みに職業体験をやる予定です。今年度はせっかく応募いただいたのに参加できない中高生の方がいました。来年度は企業や団体のラインナップを増やして、より多くの中高生の皆さんに体験いただきたいと思います。中高生にとってはリアルな職業体験ができる場であり、将来の選択にも役立つはずなので、ぜひ参加してみてください。
夏休みにぜひ参加したいです!
クイズに挑戦 !!
クイズで楽しく振り返ろう!
Q.2025年の夏休みにJob EXで職業体験をした中高生は何人だったでしょう?
*答えは記事の最後に掲載。記事の中にも答えがあるよ!
職業体験サイトのインタビューを終えて
こうしん Koshin
自分から経験を
なつき Natsuki
社会の一員になる経験が
中高生の取材メンバーも将来について悩んでいる真っ最中。だからこそ、職業体験サイトの存在に興味津々。「 中3の私にとって今、まさに将来と向き合うべきとき。どのように社会ができているのか知る必要がある。Job EXで社会の一員になる機会があれば自分の将来を決めるきっかけになる 」(なつき)「働くことや社会のしくみを、体験を通して学べるのはとても貴重。大人たちも本気で応援してくれるので、一緒にどんどんチャレンジしていきたいです」(こうしん)との感想がありました。今年の夏休みには、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
- クイズの答え:
- B. 355人